フュージョンのすべてを知るにはこれ一枚を聴けばいい! 
<音楽誌「アドリブ」編集長−松下佳男>
Jun Fukamachi & The New York All Stars/Live
深町 純&ニューヨーク・オールスターズ/ライヴ

Roving Spirits CD:RKCJ-6015 POS:4544873 060151
発売日:2002.10.30 税込価格\2,300 税抜価格\2,190
(オリジナルLP発売:1978年アルファ・レコード)

1978年は、ワインでいうところのヴィンテージ・イアーにあたる。つまり当たり年なのだ。確かにこの年にリリースされたフュージョンの名盤は歴史的にみても多い。そんな中でも当時のニューヨークの超売れっ子ミュージシャンばかりが、一堂に介したライヴ・アルバム「深町純&ニューヨーク・オールスターズ/LIVE」は、まさに熟した味のフュージョン・サウンドが堪能できる。その上、このアルバムは、東京・後楽園ホール等での録音ということで、日本で作られたという大きな意味もある。当時の日本はまさにフュージョンの絶頂期、時代の力がこの強力な作品を生み出したとも言える。ランディ&マイケル・ブレッカー、デイヴィット・サンボーン、マイク・マイニエリ、リチャード・ティー、スティーブ・カーン、アンソニー・ジャクソン、スティーブ・ガッド、ジュン・フカマチがプレイするサウンドを想像してみて欲しい。こんな音、今の時代では決して聴けないし、作れない。まずフュージョンのすべてを知りたいという人にとってこれは最適な入門作品になる。2枚組のアナログ・レコードだったものが1枚のCDになってリリースされる。
<音楽誌「アドリブ」編集長 松下佳男>

深町 純(キーボード・プレイヤー)
「このアルバムの深町純は刺身のつまである」と評したリスナーがいました。言い得て妙。当の本人である僕もそう思うのだから間違いはない。ついでに、そういう時代だったのだとも思います。僕はこのステージで多くのことを彼らから学びました。それほどに、日本とアメリカの音楽事情は異なっていたということでもあります。当時の彼らは現在ほどの売れっ子ではなく、NYから全員、エコノミークラスで来たことが懐かしく思い出されます。ピアノのリチャード・ティー氏は既に他界しており、隔世の感を禁じ得ません。 また、このコンサートの、そもそものきっかけとなった僕のアルバム「On The Move」が再発されることを、僕も心から願って止みません。 

角松敏生(シンガー&ギタリスト)
参加ミュージシャンが、精神的にも肉体的にも最も成熟した時期の貴重なライヴだ
と思います。これを聴いて生で演奏することの重要性、また技術的なことが伝える芸
術性と精神性を今の若いリスナーにも感じてもらいたいですね。

青木智仁(ベース・プレイヤー)
今では絶対!考えられないこのメンバー!! ボクの人生で、見逃して悔しい思いをしたコンサートの、ベスト3に入るであろうこのライブでしたが、熱望していたCD化を叶えて頂き、本当にありがとうございます! 

本田雅人(サックス・プレイヤー)
フロント3人の既に完成されたスタイル。極上の安定感を誇る現在とはまた違った熱きスリルを感じさせてくれるガッドのプレイ。これ以上のメンバーないでしょうってくらいの夢のライブを今、CDで聴けることに感謝。

城野純郎(音楽プロデューサー)
このアルバムでの神がかったガッドのプレイは、切れ味の鋭いカミソリを連想させる。全盛期の恐ろしい程にテンションの高い演奏だ。周りのミュージシャンにも触発されたのだろうが彼の一番の演奏だと思う。実は彼は本当に神だったのかも知れない。

【メンバー】
深町 純(key)、ランディ・ブレッカー(tp)、デイヴィッド・サンボーン(sax)、マイケル・ブレッカー(sax)、スティーヴ・カーン(g)、リチャード・ティー(key)、アンソニー・ジャクソン(b)、スティーヴ・ガッド(ds)、マイク・マイニエリ(vib, perc)

Jun Fukamachi(key), Randy Brecker(tp), David Sanborn(sax), Michael Brecker(sax), Steve Khan(g), Richard Tee(key), Anthony Jackson(b), Steve Gadd(ds), Mike Mainieri(vib, perc)


Fukamachi & Mainieri

Mike Mainieri(vib, perc)

David Sanborn(sax)

Michael Brecker(sax)

Steve Khan(g)

Steve Gadd(ds)

Richard Tee(key)

Anthony Jackson(b)

Randy Brecker(tp),Michael Brecker(sax)
アーティスト写真協力 「アドリブ」   (*禁転載)

【収録曲】
1.Rocks (Randy Brecker) ロックス
2.Sara Smile (Hall and Oates) サラ・スマイル
3.Virginia Sunday (Richard Tee) ヴァージニア・サンデー
4.Inside Out (Randy Brecker) インサイド・アウト
5.I'm Sorry (Mike Mainieri) アイム・ソーリー
6.Dance Of Paranoia Op.2 (Jun Fukamachi) ダンス・オブ・パラノイア Op.2
7.Gypsy Jello (Richard Tee) ジプシー・ジェロ
8.Jack Knife (Randy Brecker) ジャック・ナイフ
9.Love Play (Mike Mainieri) ラヴ・プレイ

(録音:1978年9月17 & 18日 後楽園ホール,1978年9月19日 郵便貯金ホール )
*オリジナル・ライナーノーツ執筆:池上比沙之

【Original Credit】
Produced by Shunsuke Miyazumi
Assistant Producer:Kazusuke Obi
Engineer:Norio Yoshizawa, Atsushi Saito, Mitsuo Koike & Fumiaki Saito(Sound Creators,Inc.)
Live Recording Equipments:Sound Creators,Inc.
Project Coodinator:Kiki Miyake
Special Thanks to Ai Music Co.,Ltd.
Art Director:Aijiro Wakita
Designed by Hideaki Masago & Hiroshi Dezaki
Executive Producers:Kunihiko Murai & Shoro Kawazoe

Randy Brecker, Michael Brecker & Mike Mainieri appear courtesy of Arista Records
David Sanborn & Steve Gadd appear courtesy of Warner Bros. Records
Steve Khan & Anthony Jackson appear courtesy of CBS Records
Richard Tee appears courtesy of Tappan Zee Records.

【Re-Issue Project】
Re-Issue Producer:Masahiro Tomitani
Supervisor:Yoshio Matsushita
Re-mastering Engineer:Kazuhiro Yamagata(CD DESIGN MASTERING)
Re-Package Designer:Nobuya Okamura
Special Thanks to Tetsuo Wakasugi(Sony Music House Inc.), Go Miyashita(Sony Music Publishing(Japan)Inc.)


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